一人暮らしの食事って、実は「食べる」以外の工程の方が面倒だったりする。
買い出しに行って、選んで、レジに並んで、帰ってきて、作って、洗って、片付ける。この一連の流れのどこか一つでも「めんどくさい」が発生すると、それだけで自炊全体がしんどくなる。
うちは三ツ星ファーム(宅配の冷凍おかずサービス)を導入してから、この工程がごっそり消えた。今日はその「何が消えたか」を、工程ごとに分解して書いてみる。
ステップ1:買い出しを消す
Before: スーパーまで往復して、食材を選んで、レジに並ぶ。
うちの場合、イオンへの往復だけで約5分、駅から自宅までの移動も含めると15分。そこに店内を歩く時間とレジ待ちが乗る。往復2時間の通勤をしている身にとって、帰宅後にこれをやる気力を毎日ひねり出すのは正直きつい。
After: 買い出しという工程自体がなくなった。
平日の帰宅後に20〜30分のゆとりが生まれて、その時間をジムや副業、あるいは単純な休息に回せるようになった。この「浮いた時間をどう使うか自分で選べる」という感覚が、地味に大きい。
ステップ2:調理の手間を消す
Before: もともと「レンチンご飯+卵(紙コップ使用)」くらいで済ませる食生活だった。なので調理時間を単純比較はできないんだけど、それとほぼ変わらない手間で、ちゃんとした料理が食べられるようになった。
After: 主菜1つ+副菜2つ、いろんな具材を使った3品がレンジだけで揃う。
火を使う調理って、レンジと違って「その場に縛られる」のがしんどい。レンジで温めている5分間は他のことができるけど、コンロの前は離れられない。料理を作ること自体が好きな人ならいいけど、「一人の食事にそこまで凝らなくていい」というタイプには、この5分の自由度が地味に効いてくる。
コスト面では、最安プランで1食約600円。パックご飯(+約100円)や卵代を足しても、お弁当や食材を買うのと大差ない。労力と時間を買っていると考えれば、コスパはかなり良い。
ステップ3:片付け・洗い物を消す
Before: 自炊すれば当然、鍋やフライパン、食器が溜まっていく。
After: 容器を捨てるだけなので、洗い物という概念自体がなくなった。
箸は割り箸、ご飯を食べる容器も紙コップにしているので、本当に食器を洗う場面がない。「食器を洗わなくていい」というのは、一見だらしなく聞こえるかもしれないけど、実家にいるときは普通に洗うし、心に余裕があるときは今も洗える。ただ、仕事や生活で体力と気力に余裕がないと、普段は当たり前にできていることができなくなる。これは意志の弱さというより、脳の仕組み上そうなる、という話に近い。
食器が溜まらない安心感と、家に帰ればすぐ食べるものがあるという安心感。この2つが精神衛生に与える影響は、想像以上に大きい。
ステップ4:生ゴミを消す
Before: 自炊すると野菜の皮や肉の脂などの生ゴミが出て、水道が汚れたり、ゴミ箱が臭ったりする。
After: 生ゴミがほぼ発生しない(出ても卵の殻程度)。
三ツ星ファームの容器は紙皿で、プラスチックの使用も抑えられていて、個人的にはそこも気に入っているポイント。ビニールの薄い蓋を少しはがしてレンチンし、あとは剥ぐだけで食べられる。ハサミすら使わない。毎日のことだから、この「一手間のなさ」が地味に効いてくる。
おまけ:ゴミの量そのものも減る
容器がきれいに重なるので、そのままゴミ箱に捨ててもかさばらない。自炊してゴミ箱に適当に放り込むより、ゴミの体積自体が小さくなる感覚がある。
まとめ:消えたのは工程だけじゃない
こうして並べてみると、消えたのは「作業」だけじゃなくて「面倒くさい」という感覚そのものだった気がする。
自由時間が増えたこと以上に、「めんどくさい」がなくなったことが、思っていた以上に心に効いている。キッチンに縛られる時間がなくなり、食器を洗わなきゃという小さな負い目もなくなり、帰宅すればすぐ食べられるものがあるという安心感がある。
これは怠けているというより、余裕がないときに余裕を取り戻すための仕組みだと思っている。
この記事のシクミ
食事まわりの「買い出し・調理・片付け・生ゴミ」という4つの工程を、宅配冷凍おかずに外注することでまとめて仕組みで潰した話。浮いた時間だけでなく、「めんどくさい」という感覚そのものが消えるのが一番の効果。
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