三ツ星ファーム、実際どうなの?というところだけ知りたい方向けに、頼んで食べた結果を正直にまとめます。
先に結論から。
- 味:想像よりずっと美味しかった(メニューによって濃さに幅あり)
- 量:健康的な適量。大盛りでガッツリ派には物足りないかも
- 冷凍庫:かなり場所を取る。14食で我が家の冷凍庫はほぼ埋まりました
- 時間:買い出し〜片付けで2〜2.5時間かかっていた工程が、実働15分ほどに
- 料金:1食711〜927円。コンビニ弁当より少し高い
一人暮らしで、自炊が続かなくて、でも栄養も落としたくない。そういう人には十分アリだと思います。逆に食費を最安にしたい人には向きません。
以下、ひとつずつ書いていきます。
そもそも三ツ星ファームとは

管理栄養士が監修した冷凍のおかず弁当を、定期的に自宅に届けてくれる宅配食サービスです。調理はレンジで温めるだけ。
全メニューが原則、以下の”三ツ星基準”で作られています(※一部メニューを除く)。
- 糖質25g以下
- たんぱく質15g以上
- カロリー350kcal以下
メニューは100種類以上あって、和洋中からエスニックまで幅広く、しかも全部自分で選べます。ミシュラン経験のあるシェフが監修していて、冷凍弁当にありがちな「無難な味」ではなく、料理として楽しめる方向に振ってあるのが特徴。
プランは7食・14食・21食から選べて、配送ペースは週1回〜月1回で調整可能。食数が多いほど1食あたりは安くなります。
なお、継続利用で割引ランクが上がる「三ツ星ランク制度」もあります。使い続けるほどお得になる設計で、ゲームのランクを上げていく感覚に近い。
味:想像よりずっと美味しい


1食目は「コクと旨味のオニオンソースのハンバーグ」。温め方は500Wで5分半、チンするだけです。
…で、肝心の味なんですけど。
正直に言います。想像より、ずっと美味しかったです。
冷凍弁当って、どこか「無難な味」を想像していたんです。栄養を優先している分、味は薄いんだろうな、と。でも実際は、名前の通りコクがあって、チーズと玉ねぎの甘みが効いた洋風ソース。味がしっかり濃くて、それでいてしつこくない。
スーパーの弁当って、いつも「想像を超えてこない」んですよね。ここは、超えてきました。
ただし、ネットの口コミには「味が薄い」という声も一定数あります。栄養バランスに配慮している分、そう感じる人もいるみたい。メニューによって濃さには幅があるようなので、しっかりした味が好きな人は、こういう”コク系”のメニューを選ぶのがおすすめです。
量:健康的な適量。ガッツリ派には物足りないかも
1食220〜270gほどで、メイン1品+副菜2品という構成。
僕自身は、おかず一品としてこれで十分お腹がいっぱいになりました。ただ、ご飯を大盛りでガッツリいきたい大食いタイプの人には、少し物足りないかもしれません。その場合はご飯や汁物を足して調整すればOKです。
冷凍庫:ここが一番の落とし穴

正直、注文前に一番確認しておくべきなのはここです。
届いたのはヤマト運輸のクール宅急便。箱の大きさは、2Lペットボトル6本入りのケースくらい。思ってたより、でかい。
容器は1食あたり縦17.7cm×横18cm×高さ4cmほど。それが14個です。
結論から言うと入りました。ただし、冷凍庫はほぼ使い切りました。
冷凍庫って、「とりあえず」の避難場所になりがちじゃないですか。うちもまさにそれで、大きめの保冷剤、いつ入れたか思い出せない食材、炊いて冷凍したまま存在を忘れていたご飯…。一回それを全部出して、整理して、やっと14食分のスペースを確保しました。
冷凍食品なので「早くしまわなきゃ」という焦りがある中で、冷凍庫の大掃除から始まるのは地味にしんどい(笑)
そして、1食あたりが一番安くなるのは21食コースですが、今の冷凍庫だと21食は現実的に無理でした。
まとめて頼むほどお得なのは事実ですが、入りきらなければ意味がありません。 注文前に自分の冷凍庫の空き具合を確認しておくことを、強くおすすめします。
時間:2〜2.5時間が、実働15分に
実際に取り入れて、食事の工程はこう変わりました。
| 工程 | 自炊の場合 | 三ツ星ファーム |
|---|---|---|
| 買い出し | 帰り道にスーパー往復+レジ待ち+献立を考える(約30分+迷う負担) | 宅配で届く。受け取り&冷凍庫へ(約10分) |
| 調理 | メイン+副菜で約40分。面倒だと結局TKGや刺身に逃げがち | レンジで5分半 |
| 片付け | 実際は15〜20分。でも体感「30分かかりそう」で毎回億劫 | 容器を捨てるだけ、ほぼ0分 |
時間で見れば2〜2.5時間が、実働15分ほどに。
あと地味に効くのが、温めている5分半、自分が何もしなくていいこと。自炊だと火を使っている間はその場を離れられないんですよね。焦がすかもしれないし、吹きこぼれるかもしれない。レンジは放っておけるので、その間に別の作業をひとつ片付けられました。
もうひとつ実感したのが、体調が悪い日の強さ。二日酔いで料理をする気力がゼロ、食材もない、コンビニに行くのも面倒。そんな状態でも、冷凍庫にストックがあればレンジで温めるだけで温かい食事が出てくる。調子が悪い日ほど、ありがたみが分かります。
料金:1食711〜927円
食数が多いほど1食あたりが安くなります(税込・送料別)。
| プラン | 料金 | 1食あたり |
|---|---|---|
| 7食 | 6,485円 | 927円 |
| 14食 | 11,458円 | 819円 |
| 21食 | 14,918円 | 711円 |
送料は全国一律990円(北海道・沖縄は2,500円)。14食・21食コースは初回のみ送料無料です。
初回は14食コースが割引になるキャンペーンもありますが、内容は時期によって変わるので、申し込み前に公式サイトで最新の情報を確認してください。ちなみに、公式定期便とAmazonの「訳あり」、どちらがお得かは別記事で本気で計算しているので、気になる方はそちらも参考にしてください。
僕は14食コースで、初回11,458円。1食あたり819円ほどでした。コンビニ弁当より少し高いですが、「栄養のある食事を作る手間と時間を買っている」と考えれば、十分納得できる価格です。
正直、イマイチだった点
良いことばかりではないので、ここも正直に。
1. 値段は安くはない
食費を最安にしたいなら、もっと安い宅配弁当サービスはあります。ここは「時間と手間を買っている」と割り切れるかどうか。
2. 冷凍庫のスペースを食う
前述の通り。一人暮らしの小さめ冷凍庫だと、14食でもかなり圧迫されます。
3. 受け取り日を選ぶ必要がある
冷凍便なので、確実に受け取れる日を指定する必要があります。僕は平日の帰宅が19時を過ぎるので、土曜の午前を指定しました。注文したその日にすぐ届く、という感覚ではありません。
向いている人・向いていない人
向いている人
- 自炊が続かず、コンビニ食に栄養面の不安がある一人暮らし
- 料理そのものより、買い出し・調理・片付けの「時間」を減らしたい人
- 多少お金を払ってでも、その分の時間と手間を買いたい人
向いていない人
- とにかく食費を最安にしたい人(もっと安い宅配弁当はあります)
- がっつり量を食べたい人
- 冷凍庫にほとんど空きがない人
まとめ
三ツ星ファームは、「食費を極限まで切り詰めるための道具」ではありません。「自炊という面倒な工程を、お金と仕組みで消すための選択肢」です。
僕自身、「意志で頑張る自炊」から「仕組みで回る食事」に切り替えたことで、夜の時間の使い方が変わりました。
ちなみに、そもそも僕がなぜここまで「食事を用意する」ことを面倒に感じていたのか、そしてなぜ工程を消すことが単なる時短以上の意味を持つのか。その話は別の記事に書いています。よかったらそちらもどうぞ。
「食べる」の仕組み化について、全体像をこちらの記事でまとめている。あわせて読んでみてほしい。

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