一昨日、仕事の帰り際にふと気づいた。「あれ、あんまり疲れてないな」と。
いつもならもう少しぐったりしているはずの時間帯なのに、今日は妙に平気だった。理由を考えてみて、思い当たったのが「最近、食べているものが変わった」ということだった。
高カロリーな食事に変わった理由
別に、揚げ物をたくさん食べるようになったとか、そういうことじゃない。普通に、ラーメンやつけ麺を食べるようになった。ただそれだけのことだ。
実はこれには理由があって、僕はもともと潰瘍性大腸炎という持病があり、あまり食欲が湧かない時期が長く続いていた。お昼ご飯は、塩おにぎり1個とか、みたらし団子で済ませてしまうことも珍しくなかった。小麦も体に合わないことが多くて、麺類はずっと避けていた。
それが最近、薬をきちんと飲んだり、定時で帰るようにしたり、自分の体のために使う時間を意識的に増やしたりしたおかげで、症状がだいぶ落ち着いてきた。そして、ラーメンやつけ麺を食べても、お腹を壊さなくなっていることに気づいた。
だから最近の昼食は、ラーメンやつけ麺が多い。正直、麺類を自由に食べられる喜びの反動もあると思う(笑)。ただ、伝えたいのは「ラーメンを食べたから元気が出た」という単純な話じゃない。
気づいたのは、カロリーと自分の状態の関係
これまでも何度か経験があった。体が動かないと感じたり、気持ちがどんよりして「もうダメかもしれない」と思うようなとき、振り返ると、ちゃんとご飯を、しかもその時の自分に合ったカロリーを食べていないことが多かった。
世の中には「カロリーを控えよう」という情報はたくさんある。でも、「自分のために、ちゃんとカロリーを摂ろう」「炭水化物や脂質を、必要な分きちんと摂ろう」と意識している人は、自分も含めて、実は少ないんじゃないかと思う。
もちろん、カロリーの摂りすぎが良くないのは間違いない。でも、仕事で使う体力や精神力まで加味したときに、自分が本当はどれくらいのエネルギーを必要としているか、意外と誰も教えてくれない。
実際、どれくらいのエネルギーが必要なのか
ここは感覚だけじゃなく、公的なデータも見ておきたい。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、身体活動レベルが「ふつう」(座り仕事が中心だけど、通勤や家事、軽い運動もする生活)の場合、1日に必要なエネルギー量の目安はこうなっている。
| 年齢 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 18〜29歳 | 2,650 kcal | 2,000 kcal |
| 30〜49歳 | 2,700 kcal | 2,050 kcal |
| 50〜64歳 | 2,600 kcal | 1,950 kcal |
これを見て、「思ったより多いな」と感じた人もいるんじゃないだろうか。少なくとも僕は、体調を崩していた頃、この数字にまったく届いていなかったと思う。
そして、カロリーが足りない状態が続くと、単に「お腹が空く」以上のことが起きる。集中力や判断力の低下、筋肉量の減少、免疫力の低下。これは気合いや根性で乗り越えられるものじゃなくて、エネルギーというインプットそのものが足りていない、という単純な話なんだと思う。頑張れないんじゃなくて、頑張るための燃料が入ってなかっただけ。
量だけじゃなく、中身(PFCバランス)も見る
エネルギーの「量」に加えて、中身のバランスも大事にされている。厚労省の基準では、1日の摂取エネルギーのうち、たんぱく質13〜20%、脂質20〜30%、炭水化物50〜65%くらいの割合を目安にするといい、とされている。
同じカロリーでも、何から摂っているかによって、体の使われ方は変わってくる。ただ量を減らせばいいわけでも、ただたくさん食べればいいわけでもなくて、「量」と「中身」の両方を見てあげることが、結局は自分を一番よく動かしてくれるんだと思う。
あるゲームのキャラクターが、たしか「ご飯は生きるためのエネルギー」というようなことを言っていた記憶がある。当時は「まあそうだよね」くらいにしか思ってなかったけど、今ならその言葉が、わりと文字通りの意味だったんだなと実感できる。
まとめ
カロリーを減らすことばかりに気を取られていると、「自分を動かすために、ちゃんと食べる」という視点が抜け落ちてしまう。頑張れない自分を責める前に、まず「今の自分は、ちゃんと自分を動かすだけのエネルギーを摂れているか?」と問い直してみてほしい。
これも立派な、ジブンを動かすためのシクミだと思う。
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